
夜間頻尿の困りごとを解決するちょっとした寝る前対策

夜間頻尿でお困りの方へ、ご自身でできる対策法
寝る前から、
不安な気持ちと、
「きっと深くは眠れないんだろうな」と思う絶望感。
そんな夜間頻尿についての
私なりの見解をお伝えしたいと思います。
病態生理
夜間頻尿とは
「夜間、寝てから起きるまでに1回以上トイレに起きる事」を言います。
あなたも、当てはまっていますか?
私は日によって、
当てはまる時がありますが、
1日に2−3回以上トイレに起きてしまう方もお見えの症状です。
20-50代の約10~30%、
50代以上になると40~80%の方が
夜間頻尿を経験されているというデータもあります。
夜間頻尿の最大の問題は、
「夜中に頻繁に目が覚めること」で
その結果、睡眠の質が落ちてしまい、
疲労が蓄積してしまうことが一番の問題です。
睡眠が浅いと、
朝からなんだか憂鬱になり、
日中に集中して動けなくなってしまいますよね。
睡眠の質の影響は
全ての生活に影響を与えますので、
・仕事
・家事
・息抜き
などの全てのシーンで、
楽しくない、早く眠りたい、体が重いというネガティブな感情を引き起こしてしまいます。
「今夜も起きてしまうのではないか」という心配が頭から離れなくなってしまいます。
症状の原因
症状の原因としては、主に
・ストレスのかかりすぎ
・日常的な運動不足
・水分摂取過多
・糖質をたくさん摂る
・カフェイン系の常飲
上記が該当してきますが、
これらだけでは実は夜間頻尿にはつながらないかと思います。
ここから関係してくるのが、
自律神経です。
自律神経が興奮したり(交感神経優位)、
夜間頻尿に関係してくるであろう日常生活は
・寝る直前までスマホを触っている
・解決できないストレスをずっと抱えている
・グルテンなど、食事から腸を荒らしている
・デスクワークで仕事をしている
・食品添加物や外食が日常にある。
上記のうち、
一つでもどれかが該当されている場合は
夜間頻尿のリスクを抱えられているものと思います。
そんな時に、
あなたが自分でできる、
ご自身でできる打開策をまず5つだけご紹介しておきます。
ご自身でできる打開策5選
①寝る前に飲むお水を半分にする。
お水は飲んだ分、体内を回って排泄されます。
特に自律神経が乱れていると、
なかなか水分を早く排泄してしまったり、
逆に長く体に貯留してしまったりと特徴が出てきます。
まずは体内に入れる絶対量を減らしていきましょう。
②日中にできるだけ汗をかく運動をする。
体内の水分はおしっこ以外にも、便や汗でも排泄することができます。
そして、運動をして汗をかくことは、
輻射熱(ふくしゃねつ)という、
暑い部屋にいて自然に流れてくる汗とは違い、
運動時以外にも
水の循環を促してくれる特徴があります。
適度な運動は、ストレスの緩和にも役立ちますので
ぜひ行ってみてください。
まずは早歩きで1日15分歩いてみましょう。
ショッピングモールやお買い物、
気候の良い時の外散歩もお勧めです。
③天日塩を使い、利尿作用をしっかり作る。
水の循環が苦手な方は、
ミネラル不足により体がむくむことがあります。
むくみは水を体内に溜めてしまっている現象ですので、
必然的に尿での排泄を体が急ぐ現象が起きやすくなります。
また、塩には精製塩という塩化ナトリウム100%で構成された安価な塩が
スーパーで安価でよく販売されています。
まさか、普段食べていた塩自体に、そもそも問題があるなんて
考えられたこともない方も多いと思いますが、
ぜひ「天日塩」という製品をご利用くださいね。
④小麦系のグルテンと、トランス脂肪酸を同時摂取をしないこと。
小麦は、本来日本人の腸内には炎症を起こしやすい物質であると
私は考えています。
パンやパスタ、麺って本当に美味しいですが、
思い返していただくと、白米を食べた日よりも疲れを感じやすかったり、
食後に強い眠気を感じやすいなと
感じられる時はありませんか?
実はこれ、
もしご体感があれば、
「遅延型アレルギー」というアレルギー反応を起こしていることがあります。
詳細が気になる方は、
ぜひ保険外の自由診療になると思いますが、
自費にて検査を受けてみてください。
また、トランス脂肪酸は遺伝子が少し違うとプラスチックになる油を指します。
量産ができる市販のパンや、小麦を使った菓子類などは、この組み合わせで作られているものが多く、
製品の裏側の原材料表示で、
・マーガリン
・ショートニング
・ファットスプレッド
といったものが書かれているとトランス脂肪酸の暗号になっています。
⑤食物繊維を摂る。
腸内を軽くするために食物繊維はお勧めです。
ただし、近年サプリメントによくある難消化デキストリンという
科学食物繊維がありますが、
できるだけそれではなく、
天然の野菜で摂取いただくよう推奨しています。
セルフケアの他にも
上記5点をもし夜間頻尿にお悩みでしたら、
まずは実施してみてください。
そして、
実施いただいても思うように成果につながらない方や、
セルフで実施をする体力や労力はなかなかかけられない。
もしくは、
ぶっちゃけ、このブログを最後まで集中して読めていないけど、
夜間頻尿には困っているという方は、
私の施術を遠隔か対面にてご利用いただくことを
推奨させていただきたく思います。
あなたの夜間頻尿の恐怖がゆるまり、
ぐっすり眠れるようになる日が
1日も早くやってくることを心よりお祈り申し上げます。
永生